さあて明日どうなるか。80人の造反なく否決されるか。岡田氏は造反者は50人程度としている。どちらにしても造反の50人は民主党を出ざるを得まい。
不信任案、自公が1日提出へ=菅首相、鳩山氏に融和呼び掛け
自民、公明両党は31日、菅内閣に対する不信任決議案について、6月1日の党首討論終了後の同日夕に共同提出する方針を固めた。
自民党の谷垣禎一総裁は党首討論で、福島第1原発事故などへの政府対応を批判し、菅直人首相に退陣を迫る考えで、間髪を入れずに出すのが望ましいと判断した。
一方、首相は党内融和に向け、鳩山由紀夫前首相と首相公邸で会談。民主党執行部は、不信任案への同調の構えをみせる党内の「反菅」勢力の説得に全力を挙げるとともに、6月22日までの今国会会期を大幅延長する方向で検討に入った。
谷垣総裁は31日、公明党の山口那津男代表と電話会談し、不信任案の1日提出で一致。
自民党幹部によると、同日午後3時からの党首討論終了後、谷垣総裁は山口代表との会談に臨み、不信任案の共同提出を確認。両党首は自公両党内の了承手続きを経て、他の野党党首に会談を呼び掛けて賛同を求めた上で、衆院に提出する段取りだ。
ただ、一連の手続きが深夜にかかる場合は、提出が2日以降にずれ込む可能性がある。同日は午後1時から、衆院本会議で首相のサミット(主要国首脳会議)報告が予定されており、本会議までに不信任案が出れば、これに先立ち採決される。
一方、首相は鳩山氏との会談で、不信任案に民主党内から同調者が出れば党分裂は不可避として、造反阻止に協力を求めたとみられる。鳩山氏は首相退陣を求める小沢一郎元代表に近いが、不信任案への対応は明確にしていない。
民主党執行部が会期の大幅延長の検討に入ったのは、小沢氏に近い議員が中心の「反菅」勢力と一線を画す中間派議員の要望を踏まえてのことだ。安住淳国対委員長は31日の記者会見で
「延長も含めていろいろな考え方、選択肢を持って臨みたい」
と述べた。また首相に近いベテラン閣僚は、不信任案が否決されれば、大幅な内閣改造が行われるとの見通しを記者団に示した。
党内の一部のグループは会合を開き、対応を協議。旧民社党系は、震災対応に専念すべきだとして不信任案への反対を確認し、鳩山氏のグループは意見集約を見送った。
小沢氏に近い山岡賢次副代表は、採決前の首相退陣を求めた上で、不信任案への賛成を促す文書を党所属議員に配布した。(時事2011/05/31-22:03)
鳩山氏が退陣要求、首相は拒否し物別れに
菅首相は31日夜、民主党の鳩山前首相と首相公邸で2時間余り会談した。
小沢元代表周辺によると、鳩山氏が首相に退陣を求めたのに対し、首相は拒否し、物別れに終わったという。
(2011年6月1日03時43分 読売新聞)