ユダヤの広報部長に吹聴されたか?次はバノン!
大統領、首席補佐官を解任 トランプ政権、混乱拡大
2017年7月29日 07時16分 中日新聞
【ワシントン共同】
トランプ米大統領は28日、プリーバス大統領首席補佐官を更迭し、後任にケリー国土安全保障長官を起用したと明らかにした。
トランプ政権では21日にスパイサー氏が大統領報道官を辞任したばかり。
政権は発足から半年余りで高官らの辞任や解任が相次ぎ、混乱が広がっている。
トランプ氏が21日にホワイトハウスの新しい広報部長に起用したスカラムチ氏がプリーバス氏を公然と批判し、対立が先鋭化していた。
スカラムチ氏との確執が更迭の背景にあるとみられる。
共和党全国委員長だったプリーバス氏は昨年の大統領選での献身的な働きが評価され、首席補佐官に抜てきされた。
トランプ米政権の新広報部長、身内を激しく批判 確執表面化
[ワシントン 27日 ロイター]
27日付の米誌ニューヨーカーによると、トランプ米大統領が新たに広報部長に起用したスカラムチ氏は、プリーバス大統領首席補佐官とバノン首席戦略官兼上級顧問の両氏を汚い言葉で非難、政権中枢の亀裂が表面化した。
スカラムチ氏は同誌の記者と電話で会話した際、プリーバス氏を
「とんでもない偏執狂で支離滅裂」
と批判。
バノン氏については
「大統領の力を利用して」
自身の地位向上を狙っていると述べたという。
記事によると、スカラムチ氏は、26日にホワイトハウスでトランプ氏と夕食を取ったことを記者がどのように知ったかについて説明を迫り、プリーバス氏による情報漏えいを疑っていることを明らかにした。
また、自身はバノン氏のようにメディアの注目は求めていないと語った。
同誌の電子版に記事が掲載されたことを受け、スカラムチ氏はツイッターで
「わたしは時に乱暴な言葉を使う。今後は控えるようにするが、トランプ氏の政策実行に向けた闘いは諦めない」
とつぶやいた。