2020年12月

米コロナ対策に不透明感 土壇場で「待った」―トランプ大統領
 
2020年12月24日07時15分 【ワシントン時事】

米議会で難航の末、可決された追加の新型コロナウイルス経済対策の成立に、土壇場で不透明感が急浮上している。

トランプ大統領が法案内容に異論を唱え、署名の拒否をちらつかせているからだ。

混乱が続けば、回復に弱さが目立つ景気や雇用に影響するのは必至だ。

「現金給付額をとんでもなく少ない(一人最大)600ドルから2000ドルに増やすよう修正を求める」

トランプ氏は22日、議会上下両院を前日通過した総額9000億ドル(約93兆円)規模の追加対策法案を突き返した。

 追加策は現金給付のほか、週300ドルの失業給付上乗せ、中小企業支援策などが柱。

与野党の対立が長引き、法案可決まで半年を要した。

 現金給付額をめぐっては、与党共和党が財政赤字の拡大を嫌がり、今春の経済対策で実施された一人1200ドルから圧縮を主張。政権を代表して与野党協議に参加していたムニューシン財務長官が、600ドルを提示した経緯がある。だが、トランプ氏は22日になって、この額に「恥さらし」と不満をぶちまけた。

 共和党側がトランプ氏の増額修正に応じるかは不明だ。

法案は上下両院において圧倒的多数の賛成で可決されており、トランプ氏が署名に拒否権を発動しても覆すことは可能とみられるが、大統領と与党の間に大きなしこりを残しかねない。

 追加策の法案は、連邦政府予算と一体化している。成立しなければ、暫定予算の切れる29日から政府機関の一部が閉鎖され、経済に一層の打撃をもたらしかねない。

東日本高速判断ミス 後手に回った通行止め、標示も出さず 関越道立ち往生

2020年12月19日 8時46分 毎日

  大雪による関越自動車道の大規模な立ち往生。上り線小出インターチェンジ(IC、新潟県魚沼市)と塩沢石打IC(南魚沼市)の間では18日夜まで続いた。なぜこれほどの立ち往生を招いたのか。通行止めの判断が半日以上後に遅れ、広報も後手に回るなど、東日本高速の不手際が明らかになってきた。【露木陽介、井口彩、北村秀徳】

 同社によると、上り線で立ち往生が始まったのは16日午後6時ごろだ。塩沢石打サービスエリア(SA)付近で大型車両が雪で動けなくなり、後続の車も雪に埋まった。しかし同社が上り線を通行止めにしたのは午前10時20分と、半日以上後だった。塩沢石打IC付近を先頭にすでに約15キロの立ち往生が起きていた。

 同社は「雪を排除して車を流す作業ができていたので、通行止めにする必要はないと考えたが、作業が追いつかなくなった。結果的に誤った判断となってしまった」と話す。

 国土交通省長岡国道事務所によると、並行する国道17号も、雪の影響で上り線が約5キロ渋滞していた。これを避けるため、東京方面に向かう車が関越道に流入し、大規模な立ち往生を招いたとみられる。

 同事務所は、国道17号の渋滞については、国道17号に設置した道路情報板で「この先で通行障害」と注意喚起していた。この道路情報板は一般道も高速道路も情報を載せられるが、同社は上り線が渋滞していることは載せず「冬タイヤ・チェーン規制」だけを示していた。同社は「この対策をしてくれれば車は高速道路を走りきれるだろうという判断だった」と話した。

 さらに同社は18日午前、上り線の通行止めの台数を「68台」と誤って発表した。しかし実際は1000台以上が立ち往生しており、撤回した。同社は「六日町トンネル内の車を把握していなかった」と説明。花角英世知事は報道陣の取材に「私も朝、初めて(1000台という話を)聞き、びっくりした。どうして正しい状況を早く把握できなかったのか」と苦言を呈した。

ドライバー、標示に疑問

 ドライバーにも、対応を疑問視する人がいる。

 千葉県木更津市の自営業、鈴木寿和さん(39)は、富山県での仕事を終え自家用車で帰宅途中、17日朝から立ち往生に遭った。午前5時半ごろ魚沼市内で国道17号を走行中「この先で通行障害」との道路標示を見た。一方で関越道は「チェーン規制・冬用タイヤ装着」との表示だけだった。

 ところが小出ICから関越道に入って約15分後に渋滞が始まった。「大型車のチェーン規制かと思ったが、そのまま動かなくなってしまった」

しかしツイッターで、高速道路に入る半日近く前の16日夕から立ち往生したとの情報があった。「早く知らせてくれれば、別ルートで回り道をすることもできたのに」とぼうぜんとした。

 ガソリンはわずかになり、食料は高速に入る前にコンビニで買っていたパン1個と、救援物資の水500ミリリットル、乾パンでしのいだ。高速から出られたのはほぼ24時間後の18日午前5時前。重要な仕事の打ち合わせがあったが、休まざるを得なかったという。「体調こそ崩さなかったのでよかったが……。なぜ何も注意喚起しなかったのか」と怒りをにじませた。

県が宿泊場所準備

 県は立ち往生中のドライバーに、車を高速上に置いたまま宿泊場所に一時退避してもらう調整を始めた。発生から3晩たっても解消の見通しが立たないためで、バス30台ほどを用意し、先に立ち往生が解消された下り線から乗って移動してもらう。南魚沼市の市民会館に一時退避し、湯沢町や南魚沼市のホテル8カ所に入ってもらう。

県は、大雪で事業所が壊れるといった被害を受けた県内の中小企業に対し、返済期間7年以内で最大3000万円を緊急融資する「セーフティネット資金」の利用相談を実施している。問い合わせは県創業・経営支援課内の専用電話(025・285・6887)。

降雪作業で2人死亡

 県内では少なくとも2人が死亡、9人がけがをした。

 十日町署によると、十日町市八箇で18日午前11時半ごろ、自宅の2階建て車庫の屋根で1人で雪下ろししていた職業不詳の岡村貞雄さん(81)が約5メートル下に転落。胸を強く打ち死亡した。津南町でも、2階建ての自宅屋根の雪下ろしをしていた桜沢泰一さん(70)が約3メートル下に転落、搬送後に死亡が確認された。

 消防によると、関越道では18日午後5時までに「気分が悪い」「呼吸が苦しい」などの通報が16件あった。30~60代の男女4人が搬送されたが、命に別条はない。

 南魚沼市では70代男性が自宅屋根の雪下ろし作業中に転落し、右腕骨折の疑い。十日町市では40代男性が同じく屋根から転落し、右足骨折の重傷。

 東北電力新潟支社によると、午後4時の時点で、倒木による断線などの原因で長岡市▽柏崎市▽十日町市▽上越市――の4市で、計約1510戸が停電した。

 新潟地方気象台によると、各地の積雪は18日午後4時時点で津南町153センチ▽湯沢町149センチ▽十日町市122センチ▽守門(魚沼市)101センチ――。

東京で最多822人感染 新型コロナ

2020年12月17日15時30分 時事

 東京都は17日、過去最多となる822人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。最多だった16日の678人を144人上回り、感染拡大が続いている。

 都によると、新規感染者のうち

20代が201人と最も多く、
30代169人
40代123人、
50代113人、
60代63人、
10代47人、
70代43人、
80代26人、
10歳未満23人、
90代14人

と続いた。

65歳以上は112人。重症者は都の基準で66人と、前日より3人減った。都の累計感染者数は4万9490人。

大雪で高速道の車立ち往生 新潟、10キロ2区間 政府が対策室設置

2020.12.17 08:45 Sankei

 新潟県警によると、同県の関越自動車道と上信越自動車道の上り線で17日朝までに、大雪の影響で車が相次いで立ち往生し、それぞれ10キロの渋滞が発生した。県警が安全確認に当たっている。

 政府は17日、日本海側を中心とした大雪に関し、首相官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置した。

 県警高速隊によると、16日午後9時ごろ、関越自動車道を走行していた大型トレーラーが大雪で動けなくなり、渋滞が発生。17日朝まで立ち往生し、塩沢石打インターチェンジ(IC)付近で約10キロの渋滞となった。

 上信越自動車道でも16日夜、大型トラックが道をふさぎ、17日朝まで渋滞が続いた。

トランプ大統領は優しすぎる。もう少し早くこの仕事をサボる怪しい男を解任すべきであった。 

米司法長官、クリスマスまでに退任へ トランプ氏がツイッターで発表

2020年12月15日   bbc.com

バー氏は今月23日に退任する

ドナルド・トランプ米大統領は14日夜(日本時間15日朝)、ウィリアム・バー司法長官(70)がクリスマスまでに退任するとツイッターで発表した。バー氏は辞表で、今月23日に辞めると大統領に伝えた。

トランプ氏はバー氏の辞表をツイートし、

「我々はとても良い関係だった。素晴らしい仕事ぶりだった」

と書いた。

当面はジェフ・ローゼン司法副長官が長官代行を務めるという。

トランプ氏がツイートした直前には、全米各地の選挙人団投票で、ジョー・バイデン次期大統領が過半数を獲得し、当選が正式に確定していた。

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